人生経験値で選択肢に迷わない ~小林千加史~

Last Updated on 更新日2018.3.21 by

同じ道をまっすぐ進むのも大切ですが、いくつもの道に歩いている人は柔軟に物事を考えることができると思いませんか?
これは、顧客を対象とする職業であれば、なおさら複数の視点を持つほうが顧客に寄り添うような意見ができると思います。

小林千加使さんは、保険会社で働いています。大切にしていることは「お客さんの人生が豊かになれるような提案」をすることです。
顧客の人生のために提案できるのは、小林さんの人生経験の豊かさが理由にあります。

これまでNGO(国際協力に携わる組織) → 陶芸家 → ハウスメーカー → 保険会社 とまったく異なる職業をしていました。
このように多くの職業を経験することが小林さんの考え方や行動を変えてきました。
また、奥さんと将来的に事業を始めようと考えていて、新しい一歩を踏み出そうとしています。

1つの場所にいては、その場所が自分のベストだと思いこんでしまいます。
ベストを探すためには、経験を増やすことが重要だと思います。
皆さんも、自分のいる場所に不満を感じているのなら、いつもと違う場所に身を置いてみるのもいいかもしれません。
小林千加史さんの成功の理由は、いる場所を1つにこだわらなかったからです。

これまでの歩み

歩みに答えがある

何故成功できたのか、小林千加史さんの人生の歩みを参考にしてみましょう。
小林さんは、学生時代、何も考えず過ごしていたことに不安を感じた、大学の3年生の時に短期で留学をしました。このことがきっかけとなり、価値観を広げることができたといいます。「いろんな生き方をしてもいいんだ。」「いろんな価値観があるんだ。」と視野を今までより広げることができました。
日本にいたら、日本の文化や環境から縛られた考え方しかできなくなってしまいます。

当時、小林さんのように、現状に満足をしていない気持ちを抱えているのなら、思い切って、今いる場所を移してみるべきかもしれません。
小林さんは、いつもとは違う日常を意図的に、作り出すことで今までの人生とは違う選択肢を選べるようになりました。

ボランティア

留学経験は、小林さんの人生を少しづつ今までとは違う行動を起こしてくれました。
帰国し卒業後、住み込みでボランティアの選択肢を選びました。これも留学のきっかけがなかったら選ばなかった決断だといいます。
そこは、大学で学んだ国際政治を生かせる仕事だと考え、国際協力のボランティアで働くことを決めました。
海外の人たちとの交流を深めることで、違う価値観を持った人たちのつながりを強くしていきました。

「こういう人たちと繋がりながら、何か自分のできること、学んだことを生かして仕事をしていきたい!と思ったんです。東京に戻ってきて、アジアや南米で作られた手作り品を輸入し、それを日本で販売する彼らの仕事の支援をしていました。その時にタイで作られた焼き物がありました。
今まで焼き物って全然興味なかったのですが、手作りの焼き物は妙に暖かいなと感じて、趣味で焼き物を始めたんです。」

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陶芸家

小林さんは海外の文化と触れていく中で、やりたいことに気付くことができました。
人や物事に触れる回数を増やすことで、新しい趣味、新しい仕事、新しい友人が増えることがあります。そう言ったチャンスを探す行動を起こしましょう。

この事について小林さんは

「通ってるうちに焼き物自体の手の感覚とか、「暖かさ」みたいなものが自分にしっくり、くるような気がして、焼き物を自分でやってみたいと思い陶芸家に転職しました。」

といいます。

しかし、競争が激しい陶芸の世界で、続けることは難しいと感じたので、人生において実現したかった目標を目指すための努力をできないかを考えました。
それは「温かい家庭を持つこと」でした。

実現のために

「あったかい家庭が欲しいという希望があったので、それを考えると、今のままじゃ結婚は難しいと思い、ちゃんと生活できて結婚できるような会社にいこうと思ったので、ハウスメーカーに転職しました。

しかしここが、かなりのブラック企業で、悩んでいる時にある損害保険会社から電話がかかり勧誘を受け保険会社に転職しました。」

流れの中で、価値観も職場も変えてきた小林さん。
選択肢や視点をいくつも持つ経験してきたからこそ、生まれた個性がありました。
だからこそ、小林さんは一般的な営業マンのように売りつけることはしません。

保険会社

お客さん対して

前述した通り、小林さんは売りつけることはしません。お客さんの目線に立つことを忘れないように考えているからです。

小林さんはこう言います。

「お客様のためと思いながら仕事をしています。そのように思えたのは色んな仕事を転々として、何も無くて年だけ重ねて、知識もなかった当時の僕を、頼ってくれた人にきちんと保険という形で、お返ししなくてはいけないなと強く思ったんですね。

なので、お客様のメリットがあるような保険の話をしようというのを未だに続けています。スタイルとしては自分の売りたいものを売る。儲かるから売る。って言うよりは話を聞いてお客さんに合わせた保険を提案することを大切にしています。」

1つに留まることなく、価値観を増やし個性を伸ばしてきたからこそ人それぞれの痛みや相手が求めるものがわかるようになったのだと思います。

保険営業マンとして

「お客様に対して『ずっと守ります。』とご契約させて頂いているので、一社専属での対応だと言葉通りにお客様を守ることができないんです。なので、他にも色んな保険会社扱いたいと思い、日本で有数の保険会社約50件扱っている保険代理店に属することにしました。

また、保険業界は転職率が高いので、お客様は保険会社に一生頼ってくれる人もいるのに、毎回担当が変わるのでは、不安にさせると思うのでそうならないように、途中で辞めるという行為は、お客様に対して1番の裏切りになるのでそうならないよう(途中で辞めないように)にしてきます。」

保険を扱う上で、顧客のことを第1に考えているので、小林さんは顧客に愛され、結果を出せる営業マンになれているのだと思います。第1に考えるのは、相手の満足感を最大限に高めることを考えるということです。

保険会社に転職したのは、流れのように感じるかもしれません。しかし、複数の場所に身を置いた小林さんだからこそやれていること、挑戦できていることがあります。

自己投資

選択理論やアチーブメントなど、自分に対しての投資は毎年50万くらいはしているといいます。これは、顧客に貢献できるようにするための投資です。
結果を残せたのは、顧客のために自己投資をしているからだといいます。

はっきりと対象の見えるように投資をすることで、効果も変わってきます。
何となくのスキルアップで自己投資をするのではなく、誰のためのスキルアップかを想像しながら成長の種を探してみてください。

夫婦で新事業計画

夫婦で新しい事

「遠回りをして気付いたけど、人のサポートをする仕事が僕には合っていると思います。」

経験からこの様に気が付いた小林さんは、今度は奥さんをサポートしながら夫婦で新事業を始めようとも考えています。

奥さんは結婚後をサポートするような仕事をしています。小林さんはそういった人たちに保険の面からサポートするなど、お互いの武器を生かしてこれから活動しようと考えています。
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夫婦がうまくいくために

夫婦仲をよくする秘訣を教えてくれました。

「うちの壁に夢マップというものが貼ってあってあります。これはお互いに『いつ頃こうしたい』『何がしたい』といった将来のプランを貼ってお互いのプランを実現できるように意識しながら支えている。」

これは決して、夫婦だけでなく会社におけるチームや部下、上司といった関係性を生む場所においても効果的だと思います。
小林さんいわく、お互いの求めるものをサポートする立場をとることで夫婦の関係は今まで以上に深まるそうです。
皆さんも相手の求めるものをサポートする立場をとって関係を深めることを意識してください。

まとめ

小林千加使さんは、自分が保険を扱う上で『ライフプランを提案する人の生活が壊れていてはいけない』と言っていました。
その言葉を聞いたとき、妙に納得したところがあります。
なぜ小林さんは人生を楽しむように居場所を変えているのか。なぜ高いお金を払ってまで自己投資するのか。なぜ奥さんとの生活をそこまで大切にするのか。すべての答えのような気がします。

人の生活を扱う保険営業マンとして説得力は、容姿や話術だけでなくこういった『生き方』にもあります。

生き方に厚みを持たすために経験を増やしてみてください。

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