自分の強みに特化したサービスに絞ることでビジネスを加速する ~elwit「ITで人生を楽しんでほしい!」 澤田明季さん~

 elwitの澤田明季さんはとてもパワフルで、話しているとこちらまで元気をもらえるような人です。屋号のelwitとは、「Enjoy Life With IT」の略で、ITを使って人生を楽しんでほしいという思いが込められています。
 澤田さんはOAインストラクターからキャリアをスタートし、節目節目で決断をして、様々な経験を積んできました。しかし、多彩な経験があり、126もの資格をもっていながら、うまく事業を軌道に乗せることができず、悩んだ時期もありました。しかし、今では、その多彩なスキルの中でも強みに特化することで、事業を軌道に乗せつつあります。
 そんな澤田さんに、幅広い経験を積んできた半生と事業を軌道に乗せていくまでの葛藤などについてお話を伺いました。

「Excel使いこなしプロデューサー」として

 elwitの主事業は、ITコンサルティング事業です。
 澤田さんの現在のメインの肩書は「Excel使いこなしプロデューサー」です。Excel作業時間を大幅に短縮したいビジネスパーソン向けに、Excel使いこなしのテクニックを教えています。澤田さんの「完全習得!Excel使いこなしセミナー」の一番の売りは、その人がどんな課題をもっていて、そのためにどんなテクニックが必要かを事前に把握した上で講習を行うことです。通常のExcelセミナーは技術やテクニックごとに習得するため、人によっては普段全く使わないテクニックも学びますが、使わないテクニックは習ったところで忘れてしまいます。しかし、澤田さんの講座では、本当に使うテクニックに特化して学ぶことができるので、必ず使えるテクニックが身につきます。
「セミナーの前に個人面談をして、皆さんの必要な機能だけに絞って講習をやるようにしているので、皆さん必ず習得できます。もし当日習得しきれなくても、永久コンサルを特典としてつけていますので、講習後でも質問があれば対応をします。永久コンサルにはもう一つ意味があります。一度受講しても、その後に部署を変わられる方や転職される方が今は多いですよね。そうすると、必要な機能が変わってきますので、そういう方は相談していただいたら随時対応しています。」

多彩なスキルを身につけた半生

 澤田さんは大阪で生まれ、大阪のお笑いを生業にする父親のもとに育ち、小さいころからたくさんの芸達者な人達を見てきました。また、2千を超える様々な舞台を見てきました。そんな中で、楽しいこと、笑うことがとても好きになり、様々な状況でも前向きに行動することの大切さを、身をもって実感してきたといいます。
 澤田さんが新卒の就職活動の時期は、ちょうど就職氷河期でした。何百社もの企業にエントリーしたものの、内定はOAインストラクターの会社2社のみでした。そのころはWindows95が発売された頃で、ちょうどPCが普及し始めた頃です。「自分はOAインストラクターに向いているのかもしれない」と前向きにとらえ、OAインストラクターとして働き始めました。その後、大手電機メーカー系列の人材派遣会社に転職し、人材開発室のリーダーとして研修の企画やExcelの活用方法のコンサルティングを手掛けました。しかしそれから約10年後、母親の介護のために仕事を辞めて、この機会にと喜劇の劇団を立ち上げ、満員御礼の公演を主催しました。その後、単身で上京してITのアウトソーシングの会社に就職し、自身もエンジニアとして活躍しながら、エンジニアを育てる業務に従事しました。その後、さらに転職して、テクニカルライターになり、システム関連の資格試験の対策本を執筆することに加え、本を販売するための営業、インストラクターなど、本に関する一連の多彩な業務を経験しました。
 そんな中で発生した東日本大震災を機に、地元に戻ることを決断しました。その際以前働いていた大手電機メーカー系列の人材派遣会社からお声がけいただき、OAインストラクター、eラーニングのコンテンツや教育プログラムの作成に携わりました。
 このように、澤田さんは、様々な職を経験しながら、ITと教える仕事を中心にキャリアを積んできました。

講師としての独立と志師塾との出会い

  
 人材派遣会社の親会社が変わったことに伴い、再度、東京に上京し、親会社に転籍しました。そこでは派遣法改正に関わるeラーニングのコンテンツを作成する仕事を行っていました。約1年働き、eラーニングコンテンツの展開もほぼ完了した頃、これからは自分が楽しいと思える仕事をやりたいと考え、講師業を仕事にしたいという思いが沸いてきました。そのため、澤田さんは講師として独立しようと決めました。
 澤田さんは講師として独立するため、友人に紹介してもらった研修会社に講師として登録したり、派遣会社にも登録したりして、順調にお仕事をいただいていました。
しかし、単発的な研修をしている中で2つの悩みを抱えるようになりました。1つは、受講者は研修で教えたことが本当に身に付いているのだろうか、そしてもう1つは、どうしたら受講生がすぐに前のめりになっていただく研修作りができるのだろうか、ということでした。さらに、世の中に価値のある研修を自身で企画をして提供するためにはどうしたらよいのかについても考えるようになりました。そして、自分で研修を企画する場合、自分のホームページやSNSを活用して告知をすればいいと漠然と思っていましたが、やみくもにやっても意味がないとも思っていました。
 そんなとき、たまたまFacebookの広告に「志師塾」の講座が表示されました。先生業に特化したコンサルティングをしているWebマーケティングスクール、今なら「先生業のためのWeb集客セミナー」が特別無料、しかもその講座の開催日が翌日の夜。その時の澤田さんには、自分のために用意された講座のように見えました。
 澤田さんは、金額の高い講座へ誘導されるんだろうな、と思ってはいましたが、無料の範囲内で元をとってやろう!と考え、翌日の講座に参加しました。「当日、講座で塾長の話を聞く中で、先生業としての自分の価値づくりの方法やお客様との関係性の構築方法について具体的な実体験に基づいてお話してくださったことで、自分の今の状況と塾長の独立当時の状況とが重なり、すごく気持ちがわかりましたし、刺さる言葉がたくさんありました。」
 自分のサービスを確立したい、その思いで「志師塾」の「先生ビジネス開発講座」に澤田さんは入塾しました。

志師塾で身につけたこと

 「先生ビジネス開発講座」は約3か月のコースです。澤田さんは2019年の夏に入塾し、3か月間、必死でやりました。2週間ごとにある講義では、次回に向けて課題が出されます。澤田さんは約20人の仲間がそれぞれ自分のビジネスに関して作成した課題に対して、毎回全て目を通し、フィードバックすることを決め、それを実行しました。2週間で20人というと余裕があるように思いますが、実際には、締め切り直前に課題が出来あがる人も多く、1日でほぼ全員分をまとめて見なければならない時も多々ありました。それでも澤田さんは最初に決めたことを完遂しました。その原動力となったのが、自分の事業を確立したいという思いに加え、仲間を応援したいという思いでした。
 世の中には、コンサルティングというサービスがあります。しかし、事業会社向けが多く、士業や先生業へのコンサルティングサービスはあまりありません。もしあったとしても、かなりの高額です。受講仲間も先生業であるため、コンサルティングを受けて外部からコメントしてもらう機会が少ない人ばかりです。その結果、自分の常識や考え方の枠を超えることや、別の角度から見ることが難しくなりがちです。せっかく出会えた仲間それぞれが事業で成功するために、お互いに切磋琢磨することがとても有用だという思いから、かなりの労力がかかることは承知の上でフィードバックをしました。一方で、仲間の事業計画やチラシなどを見ることは他社研究にもなり、澤田さん自身の事業にとってもかなり参考になりました。
同じ受講生の中に、仲間に対してそれほどまでに労力を投入した人は他にいませんでした。それを完遂する努力と熱い思い、それは、仲間にも伝わっており、澤田さんは受講後にMVPを受賞しました。
 また、受講当初の目的であった、自分のサービスを確立したいという思いは遂げられました。様々なスキルの中からITに特化したサービスを、そしてその中でもコアにすべき事業が明確になりました。受講内容から想起してできたサービスはもちろん、仲間の声からできたサービスもあります。それが「Web会議プロデューサー」です。Web会議をした際のファシリテーション技術の高さを仲間にほめられたことがきっかけで、それをサービスの1つにすることを決めました。自分では気が付かなかった強みを認識することが出来たことは、とても大きい収穫でした。
 塾を通じ、サービスの確立の仕方、集客の仕方、チラシの作り方など様々なことに対する理論を学び、それを実現する技術を体得して、2019年秋に澤田さんはコースを修了しました。

志師塾で学んだことをビジネスで生かす

 志師塾修了後、 塾で学んだことを生かすことでExcelセミナーの集客がしやすくなりました。しかも、導入セミナーだけでなく、高額の完全習得セミナーへの集客もできるようになりました。それは、学んだことを素直に実行することで得られた実績だと言います。それなりに経験を積んでくると、自分の常識と照らし合わせたり、労力がかかって大変だという理由でメンタルブロックが働いたりします。しかし、それを抑えて、学んだことを素直に実践することで実績を得ることができました。

 また、卒業後に知人に言われた言葉がきっかけで、さらに新サービスを確立しました。それが「elwitマイコーチ(オンラインマンツーマンレッスン)」です。京都在住の友人が、「個別に私のコーチのように教えてほしいので、オンラインでマンツーマンレッスンをしてもらえませんか。マイコーチというサービス名はどうですか。」と、サービス概要とネーミングを考えてくれました。友人や知人に意見をいただくため、早速オンラインアンケートを実施し、回答いただいた方の中にはモニターをご希望くださる方も多数いらっしゃいます。
 澤田さんは自分のことを「行動力のある人見知り」と表現します。「志師塾に入るまではどっちに動いていいのかわかりませんでした。わからないから、126もの資格をホームページに並べ、お客様と会うときには恥ずかしさがありつつも自慢をしなければ仕事はいただけないと考えていたため一方的にしゃべり続けていました。また、どこに向かったらいいかわからないけれど何かしなければならないと思い、色んな方向に動いてしまっていました。しかし志師塾に入ることで、どこを向いてどう動いたらいいかが具体的にわかり、ビジネスのスピードが加速度的に上がりました。」
 澤田さんにとって、今は寝る間も惜しいほど楽しい日々だと言います。

ITで人生を楽しむ人が増えてほしい

「今は毎日すごくハードですけど、おかげ様で楽しいです。例えば、1日3人とお会いする場合、それぞれにお渡しする資料が違うんですよね、アピールする内容が違いますから。それを作っているときはとても楽しいですし、実際に人に会って話している間も楽しいんです。」澤田さんにとって、志師塾に入塾する前の1年と入塾してからの半年は、かなりスピード感が違うと言います。
 「今後は各サービスの拡大に注力していくつもりです。「Excel使いこなしセミナー」は定期開催をしていきますし、地方などに在住している人や忙しくてセミナーに来られない人を対象とした、オンライントレーニング「elwitマイコーチ」事業をさらに多くの人へ展開をしていきます。
また、「Office365の生産性向上トレーナー」としての経験から、企業への導入や研修を含めた展開のコンサルティングもご依頼をいただき始めています。企業へ様々なセミナーの導入を拡大していくにあたり、将来的にelwitを法人化することも視野に入れています。」と澤田さんは語ります。
 さらに、澤田さんは以前大阪で公演をした経験を活かし、東京でも公演をしたいと考えています。 笑いは人生を楽しくするためのスパイスですし、直接楽しさを提供できる形として公演は最適で、そして何より自分が楽しいといいます。
 5年後にはExcelを活用して、生産性・業務効率を上げる方法を聞くなら澤田明季、と言われることを澤田さんは目指しています。たくさんの方々に活用方法を知っていただくための講演や取材のご依頼をたくさんいただけると嬉しいな、とも考えています。
 たくさんの人がITを使うことで人生を楽しくしてほしい、それは今人生をめいっぱい楽しんでいる澤田さんの笑顔からは、近い将来に見えます。

文:那須 美紗子(中小企業診断士)/編集:志師塾「先生ビジネス百科」編集部

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