【社会保険労務士】人生計画が開業の成功を握る 漆原かなえ

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事業の発達と労働者の幸福を担う社会保険労務士とは

 今回、社会保険労務士として個人事務所を構える漆原かなえさんが、取材に協力してくださいました。社会保険労務士の業務は幅広く、私たちが働く中で、多くの場面に関わっています。社会保険労務士とは、労働や社会保険における複雑な法令を円滑に進めることによって、働く上で受け取れる保障や健全な労働環境の整備などを企業の代わりに担ってくれています。つまり、社会保険労務士のおかげで私たちは、安心して働くことができているのです。

 日々、そのような業務を行う社会保険労務士として、自身の事務所を構える漆原さん。講師や本を出版するなど多岐にわたる活躍をしている漆原さんの仕事観ややりがいに取材で迫りました。

多くの社会保険労務士がいる中、漆原さんが提供する価値とは

___同業者が多くいる中で、他の同業者と差別化をしなければならないと思います。漆原さんはどのような点で、違う価値を提供できていると思いますか。

 まず、受けたご依頼は事業主である私が直接対応するため、お客様に安心感を提供する点ではないでしょうか。経験やキャリアを積んだ私自身が対応することによって、お客様の現状や気持ちを汲み取ることを大事にしています。なぜなら、経験やキャリアを積んだからこそ、細やかな部分に気づけることが出来るからです。

 反対に、経験のないスタッフに対応された場合だと、お客様は安心できません。いくつか事務所を回った中で、経験のないスタッフに対応されて「大丈夫かな…」と不安を覚えたというお客様もいらっしゃいます。また、私自身も他士業様の対応によって心配になる気持ちが、お客様と同じようによく理解できます。なぜなら、社会保険労務士である私も他士業の力が必要になる場面で、お客様として他の事務所に相談するからです。

 士業を生業とする私が知識のないお客様と同じような気持ちになるのであれば、なおさら、お客様にはそのような気持ちにさせたくない。そのような思いで私の事務所では、私が直接対応するのを絶対としています。

___確かに経験のないスタッフに対応されると不安になりますよね。逆に、経験豊かな方なら安心感や信頼感をもって任せられそうです。
 お客様と直接対応する以外にも、漆原さん自身が女性事業主である点で他の同業者と違う強みがありそうだと思いました。その点はいかがでしょうか。

 たしかに、私自身も女性事業主のため相談しやすいという理由で、女性相談者は多いですね。実際に、顧問先も女性スタッフのみで運営している事務所が多かったりします。

 理由としては、女性という同じ立場なので共感し合える部分が多いのではないでしょうか。私が仕事をしながら子育てや家事の両立を経験してきましたから。女性ならではの悩みを共有している点で、女性事業主さまから多くの共感を呼ぶのかもしれません。

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仕事をする上で大切にしていること

___仕事の面以外でも子育てや家庭などプライベートの面で、相談しやすいのが事務所の特徴の1つでもあるようですね。事務所の特色以外にも、仕事に活きている漆原さんの強みや大切にしている考えはありますか。

 私が仕事をする上で大切にしているのは

  • 今出来ることや目標を真剣に取り組み、積み重ねていく。
  • 人生計画年表をつくり、将来の自分をイメージする。

この2点が、今の私に繋がるポイントです。

今を積み重ねるとは

___今を積み重ねることが、なぜ大切なのでしょうか。

 今の自分が精一杯に乗り越えた成功体験を積み重ねることによって、自身の可能性が広がるからです。出来る限りの力で問題にぶつかった経験のおかげで、自分のレベルが上がっていきます。また、上手くいった時に成功として自分の大きな自信にもなります。つまり、目の前にある課題を真剣に取り組み成功した経験のおかげで、自分が一つ上のステージへ上がっていくのです。

 ステージが上がると過去の自分には見えてなかった景色が見えるようになるため、同時に新たな挑戦も見えてきます。そこから、その見えてきた挑戦にも真剣に取り組み、積み重ね続けるのが大切です。なぜなら、その積み重ねが過去の予想を超えるスケールに広がっていくからです。

 なので、今ある課題や目標を真剣に取り組み、積み重ねていくことによって、将来の仕事にスケールしていくでしょう。
 
 また、与えられた目の前の仕事以外にも、大学生のときから叶えたい目標を決めていました。与えられた仕事を大切にすると同時に、自分の中で具体的な目標も定めて取り組んでいったのです。仕事以外に、目標を達成していった経験も私の自信につながりますからね。

目標をたてる。なぜなら、自分が想像した目標は乗り越えられるから。

___目の前の仕事に真剣に取り組むことが大切なのですね。また、将来の目標を決めるのも大切という話ですが、自身は定めた目標を、漆原さんは叶えてきたのでしょうか。

 面白いことに、目標を立てていれば自然と実現できるのです。正しく言いますと、将来の自分なら今の自分が想像した目標を呆気なく達成できるのです。なぜなら、将来の自分の実力なら、今の視点から見えている目標のハードルは低いからです。この考えに至ったのは、私が大学生の時に作った人生計画年表がきっかけでした。
 
 私が大学生のときに、将来の目標を決めた人生計画年表を作っていました。将来の私が30代、40代…の時には、こうなりたいとイメージした目標を決めていたのです。当時、私の時代は不況の渦中にあったため、自立して自分の道を決めないと意気込んでいました。その一環として、人生の将来目標を決めていたのです。ですが、その時の自分が想像したことを実現できるかどうかなんて、当時の自分としては分からないような目標でした。

 ですが、今の段階まで、その時に定めた目標を一つ一つ着実に達成することができているのです。もちろん、ここまで自分のできる努力を積み重ねていきましたが、それでも過去の自分がイメージしていた目標というのを、確実に叶えていることに驚いています。

 なので、今の皆様がイメージできる目標を、皆様には抱いてほしいです。今の皆様がイメージしていた目標というのは予想よりもハードルが低く、達成できるはずですから。今の皆様から見える視点でも良いので、30代、40代…をどんなふうに生きたいかを決めて、それに向かって努力をしていくのが大切です。そうすると自然に様々な経験が積み重なっていき、結果、来るべき段階で目標を達成できる力が身についているはずです。

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漆原さんの価値観を広げたママ士業の会とは

___今の自分から見えている景色から立てた目標は、自然と実現できるのですね。自分も人生計画年表を作ってみようと思います。話は変わりますが、漆原さんは自身の仕事以外にもママ士業の会を運営していますよね。このママ士業の会も漆原さんの価値観を変えたのではないでしょうか。

 そうですね。ママ士業の会を運営していく中で、私は沢山のことを学びましたね。積み重ねる話と繋がりますが、周りに応援されながら、ママ士業の会では様々な経験を積み重ねさせていただきました。つまり、ママ士業の会を運営していく中で、成長できる機会に巡り合うことが出来ました。その機会というのも、ママ士業の会の活動が背景にあります。

 まず、私が発起人であるママ士業の会は『子供をもつ母親であり、士業としての仕事も持つ女性たちの集まり』です。母親でありながら法律会計系専門家でもある女性士業主が中心となって結成されています。その数少ない女性士業主が集まり、交流や情報交換を主に活動しています。

 コンセプトとしては、ママ士業の会が集合知となって、育児と仕事の両立やキャリアアップに繋がることを目指しています。その活動の一環として、ランチ会、スキルアップセミナーなど交流会や勉強会をメンバーで開いているのです。

___漆原さんが発起人であるママ士業の会に、そのような背景があったのですね。先程の話に戻りますが、ママ士業の会を運営していく中で、どのようにして成長できる機会と出会ったのですか。

 ママ士業の会での勉強会やセミナーの講師を務めさせていただいたことが、きっかけでした。当時は事務所を開業していたものの、私が講師を務める機会なんてありませんでした。なので、私自身も講師の立場として全うできる自信がなかったのです。ですが、この思いもよらないチャレンジが私の大きな成長に繋がったのです。

 なぜなら、今までチャレンジしたことのない講師を経験することで、自分の中に作っていた殻が次第に壊れていったからです。講師なんてやることはないだろうという、それまでの固定概念が壊れて、次第に自分が講師を行うのも当たり前のようになっていったのです。つまり、その時に、今まで出来ないと思い込んでいたものはやればできると学びました。また、その小さな一歩が次の一歩に繋がっていき、どんどんと自分の中の可能性を広げっていったのです。

___先程の仕事で大切にしているという「今を積み重ねる」ともつながっていきますね。その積み重ねによって、漆原さんの可能性はどのように広がっていきましたか。

 そのママ士業でのセミナーをきっかけに、他のお仕事もいただくようになりました。例えば、企業さんでのセミナー、社会保険労務士会や行政書士会での講座を、私が担当するようになっていったのです。その積み重ねで、出来ないと思いこんでいたものはやってみると案外出来るという考えが、私の中でどんどん強まっていきました。最近でいえば、本を出版させていただきましたが、本を出版する人生なんて、大学生のころの自分は想像すらしていませんでしたから驚きですよね。

 実際は、それぞれの挑戦がとても大変ではありましたが、乗り越えたことで私自身の成長に繋がっていったと思います。当時の自分としては、乗り越えてきた挑戦は出来ないのではないかと思うような挑戦ばかりでした。ですが、それを乗り越えるやる気と体力があれば、出来ないと思っていたことも実現できたのです。

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仕事のやりがいとは

___まさに、ママ士業の会での講師がきっかけで、積み重ねが大事だと学んだのですね。それら挑戦はとても大変だという話でしたが、それを乗り越えるエネルギーも必要になりますよね。仕事や挑戦に対するモチベーションやエネルギーの源とは何ですか。

 仕事の原動力となるやりがいを感じる瞬間も、大きく分けて2つです。

  • お客様からのありがとうの一言を頂いた時
  • 難しい案件で結果を出した時

この瞬間が仕事のやりがいやモチベーションにつながっています。

ありがとうの一言で報われる

 お客様からのありがとうの一言を頂いたときに、最もやりがいを感じます。たとえ、どんなに大変だった案件だとしても、その一言で報われます。特に嬉しいと感じるのは、お客様から頂いたお礼の手紙や心のこもったアンケートです。感謝の気持ちがこもった手紙やアンケートは、私にとって何よりうれしいラブレターなのです。

 心からの感謝を頂いた時、誰しもがやりがいを感じるのではないでしょうか。自分が必要とされた時、役に立ったと実感した時、そして、感謝をされた時に人はやりがいや報われたと感じるのでしょうね。

難しい案件や挑戦で結果を出しときに感じるやりがい

 また、難しい案件や挑戦を乗り越えた時にも、やりがいというのを実感しますね。同業者によって結果が変わってくるような難しい案件も年々、事務所に来るようになりました。そのようなケースの場合、高度な専門的知識や積み重ねてきた経験に、結果が左右されます。そこで、学んできた知識や経験が発揮されて結果を出した時に、やりがいを感じるのです。

 自分だからこそお客様のお役に立てることができた、そのように感じた瞬間は嬉しいものです。

これからの目標とは

___自分がお客様に感謝された時や貢献したと実感した時に、社会保険労務士としてのやりがいを感じるのですね。そのやりがいは、将来の大きな目標などにもつながっていきそうですが、これからの事業の目標などはあるでしょうか。

 実は、将来の大きな目標というのはあまりありませんね。しばらくは、自分の周りを大切にしながら今を積み重ねていきたいです。

___そうでしたか。先程の話からも今を積み重ねる大切さは伺いましたが、周りを大切にするというは漆原さんにとって重要なのでしょうか。

 とても大切ですね。仕事だけで大きく成功するのは、私の成功ではありません。仕事以外にも取り巻く環境や人との関係性をなおざりにしていたら、自分にとっての成功ではないのです。

 仕事だけでなく家族や人間関係など全てをひっくるめて上手くいっているとき、私が人生に充足感や満足を感じます。お互いに、いい影響を与えあっているのが理想の状態なのです。家族や職場の仲間はもちろんですが、特に今いる息子に対して私の仕事姿でいい影響を与えていきたいです。

 なので、今の目標は仕事、環境や人間関係との関係性を大切に保ちながら、今を積み重ねていきたいですね。先のことは実現したいタイミングがきたら行動しようかと思います。

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おわりに

 取材を終えて、協力していただいた取材にも誠実に対応してくれる漆原さんの人柄が伝わってきました。取材で語ってくださったように、与えられた仕事や挑戦には最善をつくすといった考えが、まさに取材にも表れていました。

 特に驚いたのは取材の受け答えだけでなく、この取材への準備でした。この取材に伺う前に、取材の質問一覧などを送らせていただきましたが、質問に対する答えを5~6ページに渡った文章に起こしてくださっていたのです。
 
 そのような何事にも真剣に取り組む漆原さんの今後を応援したいと共に、その姿勢を私たちも見習わなければなりません。

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