独立・開業で法律の落とし穴?開業時に任せたい社労士 原 陽介~

Last Updated on 更新日2018.3.22 by

「飲食店はその店舗ごと、店長ごとでやり方ってものがあるんですよね。」
 社会労務士である原陽介さんはこのようにおっしゃっています。原さんは、飲食店の法的なサポートをされています。やっていくうえで、原さんが感じたのは、何らかのトラブルで廃業に見舞われる飲食店が非常に多いということです。それは一体なぜなのでしょうか?

現在は、どのようなサービスを行っているのですか?

私は、社会労務士として活動をしています。その中でも、私は飲食業の開業する人の支援を、特化をしています。まず、飲食業の開業の流れとして、最初に物件を決めます。しかし、自己資金で開業できる方は、ほとんど居ないので、そこで融資のお手伝いをします。その後、人事労務のお手伝いをしたり、助成金の手続きの代行をしています。パートナーの税理士さんと一緒に、飲食業のお金に関する初期段階の事を支援しています。

人事労務は法律で決められていて、きちんとやらなければいけません。そこで、法律の手続きのお手伝いをしています。また、人を雇うとトラブルが多いんです。それが、利益圧迫になっていしまいます。そうならない為にも、初期段階で仕組みを作ることが大事です。
なので、トラブルが起きないようにお手伝いをしています。

原さんが自信を持っているサービスの特長は何ですか?

飲食店で開業する人と、同じ目線でアドバイスを出来る事が私の強みです。その理由として、私が新卒で就職した会社が飲食業界で、私は独立するまで20年働いていました。また、店長としても長い間務めてきた経験もあるからです。

私は、自分の知らない産業は、手を付けないようにしています。なぜなら、業界ごとに独特のルールがあったり、悩みがあったりするからです。
そうすると、知らない産業のお手伝いをする時に、どうしても想像になってしまうので、シンパシーを持って、ルールや悩みを、理解することが出来ません。それでは、自信を持って改善案やアドバイスをすることは出来ません。
なので、私はこれまでの飲食業の経験を強みにしています。

私は、前職の時に2000人以上の人を採用してきました。一人一人に、違うストーリーがあります。その中で、採用した人の成功も失敗も経験してきました。なので、失敗のパターンを多く知っているので、人のトラブルを起こした時の対処の仕方を、実体験を元に提案することが出来ます。

逆に、成功例から、アドバイスをすることも出来ます。実体験は説得力があります。数多くの実体験の語ることが出来ることも、私の強みでもあります。

なぜ、そのサービスを始めようと思ったのですか?

前職の会社の労務管理が甘く、従業員から訴えられることがありました。私の店舗ではなかったですが、予想に反して、私の店にも影響がきました。従業員が辞めてしまい、採用も難しくなり、人手不足になったんです。そこで、会社の改善の判断を待つ事とは別に、私は労務管理はきちんとしないといけないと思い、労働基準法を学びました。それが、楽しかったんです。

その時は、社労士の資格なんて知りませんでした。その後、社労士の資格を知り、取得しました。資格は取りましたが、独立しようとは思っていませんでしたが、たまたま、自分の勤めている店舗が廃業になりました。ちょうどいいタイミングだったんです、せっかく資格取得したんだから、独立しようと思い、三年前に起業しました。

起業した時は、個人事業主でした。しかし、社労士は全国で多くの人が居ます。幅広くサービスをしても、勝てないと考えました。
その中で、私の強みは何かを考えた時に、やっぱし、これまでの20年の飲食経験がある事だと思いました。それに加えて、前職で勤めている時に、幹部研修をして、色々な事を学ぶ事が出来ました。自分がしっかり学んできた事を、若い世代にしっかり伝えて、もっと楽させたいと思いました。

やっぱし、飲食店の開業・独立は、廃業率が高いんです。飲食店の開業には、コツがあるんです。それを知らないから、独立・開業すると失敗する人が多いんです。開業・独立の失敗を無くす為には、一度経験している人が、アドバイスをしてあげる事です。私はその為のコツやノウハウを知っています。だから、飲食店を開業する人の役に立ちたいと思いました。
そうした思いから、今のサービスを始めました。
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今後の会社の目標は何ですか?

私のポリシーは、飲食店の人をずっと支援し続けていきたいと思っています。飲食業界は、開業する人が多いですが、廃業する人も多いんです。
廃業する人の割合を、極限まで下げたいと思います。その根幹に加えて、より多くのお客様のお役に立ちたいと考えています。
そうすると、今の人数では、お役に立つ人の数に、限界があると考えています。なので、少しずつ事務所の従業員を増やして、それに合わせて売り上げも増やしたいです。

その結果として、多くのお客様のお役に立てることが、出来ると考えています。

私は、これまで個人事業主としてやっていましたが、今年法人化しまし、人も雇いました。引っ越しもつい最近して、新たなステージに今入っています。来年には、従業員を増やして、また引っ越したいと思います。

最後に、このページをご覧の皆さんにメッセージをお願いします

独立・開業する事は、人生で何回もある事ではないと思います。人生をかけた大きな挑戦だと思います。
ぜひ、大きな挑戦だからこそ、専門家の支援を受けて、コツやノウハウを事前に学んで、しっかり自分のものにしてから独立・開業してください。そうすることが独立・開業の成功への道です。飲食業の開業を成功するノウハウを、私は持っています。

借金をして、開業・独立する人がほとんどです。いきなり、新規参入して、失敗して全財産を失ってほしくないんです。
だからこそ、何も知らないで失敗して欲しくないんです。失敗する人を一人でも多く、無くしていきたいです。

飲食店開業を考えている人、労務管理をしっかりしたい人、人材育成をしたい人、従業員の成長とともに、お店も一緒に成長していきたい人。
ぜひ専門家から、コツやノウハウを学んで成功したい人は、お声かけください。

まとめ

20年間の飲食業に身をおいた自身の経験を活かし、飲食業の開業を社会労務士としてサポートする原さん。
また、飲食業に絞ることで、自身の経験から自信をもって、コツやノウハウを提供できると言います。

飲食業を助けたいと強く思う原さんは、飲食店の高い廃業率を極限まで下げると、目標を掲げていました。そのために、今は事務所の規模を大きくして、多くのお客様にサービスが届くように奮闘しています。

士業の場合、全国に同じ立場の人が沢山いるので、周りと差別化しなければ、勝つことは出来ません。原さんのように、自身の経験を振り返り、
自身の強みは何かを考えるのが、成功への近道かもしれません。

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