士業のための、集客に効果的なブログ記事の書き方

「ブログを始めても、なかなか続かない」「ブログ記事のタイトルが思いつかず、更新の時期が空いてしまう」「集客に効果的なブログ記事の書き方が分からない」このような悩みはないでしょうか。

インターネットの発達により、マスメディアだけでなく、個人、中小企業、大企業を問わず、自ら情報発信が可能な時代となりました。その中でも、ブログは、自身の商品・サービスや考え方を広く情報公開することに適したツールです。

ですが、現実には、ブログを始めても挫折してしまうケースも少なくありません。ブログが続かないとお悩みのあなたに、お客様に響くブログが続くようになる記事の書き方をご紹介します。

ブログの目的を明確化させ、ブログ記事のターゲットを設定する

ところで、あなたのブログの目的は、何でしょうか? 先生として集客や高額な受注に結び付けることを考える場合、「ブログの目的」、読者、そして訴求メッセージを明確化する必要があります。

ブログの目的を明確化する

「ブログの目的」とは、ブログそのものが誰のためにどういった情報を提供するのかを示します。そのためには、あなた自身の目標を明確化する必要があり、あなた自身が顧客に何を提供できるのかについて深く検討する必要があります。

例えば、ブログの目的は、「Webを経由して情報を提供し、集客につなげる。更に、実際に顧客に会って高額受注につなげるにあたり、最新情報の提供を通じて顧客との関係構築の手掛かりを作る。」といった形で定義できます。

ブログの目的の明確化は、一見、「ブログの記事の書き方」には関係しないようにも見えますが、ブログの目的によって記事の方向性が決まってくるので、改めて見直してみることをお勧めします。

誰に読んでもらいたいブログなのかを決める

「ブログの目的」が明確になったら、誰に見てほしいブログなのか (ブログの対象読者) を決めます。例えば、単に「集客に困っているコンサルタント」というだけでなく、「ライバルが増えて顧客が減ったために、新しくWebを活用して集客しようとしている店舗経営コンサルタント」といった形で、その対象読者が具体的に思い浮かぶような対象読者を一人設定します。

この記事では、このような対象読者を「小人」と呼ぶことにします。「小人」を設定することで、「どのような記事を書いたらよいだろう」という判断は、「「小人」がより喜ぶだろうか」ということを基に行えばよいので、ブログに書く内容がより対象読者に響く内容になります。

訴求したいメッセージを決める

「小人」を設定したら、ブログを通じて訴求したいメッセージを決めます。ブログで訴求したいメッセージを設定するに当たり、インパクトがあるメッセージを訴求することが重要です。インパクトを出すためには、以下の3点が重要となります。

・「小人」にとってのメリットを提示すること
・具体的なメッセージであること
・「小人」が自分のこととして受け止められるメッセージであること

ここで、「小人」を具体的に設定することで、訴求したいメッセージを具体的に決めやすくなります。「『小人』はこういうことにメリットを感じるんだろう」「『小人』はここまで具体化したメッセージなら読んでくれるだろう」「『小人』はこういうメッセージなら自分のことと受け止めてくれるだろう」といったことを考えやすくなります。

例えば、「ライバルが増えて顧客が減ったために、新しくWebを活用して集客しようとしている店舗経営コンサルタント」という「小人」に対しては、「ITに詳しくなくてもできる、お客様を2倍に増やすWeb活用術をお届けします!!」といったメッセージになります。ブログの記事の書き方を考える上でも、訴求したいメッセージが具体的であると、記事の内容も具体的になっていきます。

ブログ記事のタイトルを複数準備して、ネタ切れを防ぐ

ブログの目的が明確になり、対象読者 (「小人」) と訴求したいメッセージが具体的に定まったら、ブログ記事のタイトルを準備します。ブログを継続するための書き方では、ブログ記事のタイトルをある程度準備しておく必要があります。「いざブログ記事を書こう」と思い立っても、「どのようなタイトルで記事を書いたらよいか」は意外に思いつかないものです。しっかりと準備しておきたいところです。

ブログの目的を基にブログ記事のタイトルを発想する

まずは、ブログの目的や「小人」が好みそうなことを基に、「どのようなブログ記事がよいだろう」と発想するところから始めます。

例えば、「小人」が「ライバルが増えて顧客が減ったために、新しくWebを活用して集客しようとしている店舗経営コンサルタント」であれば、「Webによる集客とリアルによる集客の違いとは?」といったタイトルを発想していきます。このとき重要なことは、「質より量」の考え方で、ブログタイトルを発想することです。

発想したブログ記事のタイトルを書き留める

発想したブログ記事のタイトルは、忘れないように書き留めておきます。スマートフォンのメモ帳機能など、簡単に見直せる場所に書き留めます。一旦、ブログ記事のタイトルを発想しようと決めると、業務時間中以外にも、書店にいるときやくつろいでいるときなど、様々な状況でブログ記事のタイトルを発想することがあります。

重要なことは、生活のあらゆるシーンで、「これは「小人」が喜びそうなタイトルだ」と考えた時点で即座にブログ記事のタイトルを書き留めるところにあります。

対象読者に響くブログ記事のタイトルを選ぶ

様々な生活のシーンで「小人」が喜びそうなブログ記事のタイトルを書き留めたら、実際にブログ記事とするタイトルを選びます。「質より量」の考え方でブログ記事を発想すると、類似したブログ記事のタイトルが書き留められることがあります。

更に、見直してみると「考え直してもやはりこの情報は「小人」に提供したい」「これは本当に「小人」のためになるのだろうか」と、各タイトルに対する優先順位も定まってきます。これらの取捨選択を通じて、実際にブログ記事とする質の高いタイトルを選びます。

専門性が伝わる記事を書き、予約投稿する

ブログ記事のタイトルを複数準備できたら、実際のブログ記事を作成します。ここでは、記事の書き方について説明します。

専門性が伝わる記事を書く

「小人」があなたのことを認知して信頼し、「あなたのことを知りたい」と思うブログの書き方が必要になります。そのためには、先生としての専門性を伝える必要があります。

そのための記事の方向性には、
1.あなた自身の専門性を「小人」にわかりやすく伝える内容で書く
2.「小人」の悩み、「小人」の声など、事例を交えた内容で書く
3.「小人」が必要と考えるであろう最新情報やまとめ情報を書く
4.自分や他人のことを紹介する (サービス、ビジョン、人となりなど)
といったものがあります。

「1.3.訴求したいメッセージを決める」と同様に、以下の3点に気を付けながら、「小人」が有益と感じるであろう書き方で記事を書きます。

・「小人」にとってのメリットを提示すること
・具体的なメッセージであること
・「小人」が自分のこととして受け止められるメッセージであること

予約投稿機能を活用する

ブログ記事を継続して書く書き方として、ブログの機能を有効に活用することは重要です。

ブログを継続的に書こうとしても、あなた自身の忙しさによっては、ブログを思うように書けないことがあるでしょう。そのような場合でもブログの対象読者に安定してブログ記事を提供するための仕組みとして「予約投稿機能」があります。比較的時間を取れるとき (例えば2018年9月23日) にあらかじめブログ記事を作成しておき、指定したタイミグ (例えば2018年10月1日の午前7時に公開予定) にブログの対象読者に記事を公開・提供することが可能になります。

公開予定日に適した記事をあらかじめ準備する必要はありますが、ブログ更新を継続して対象読者に鮮度ある情報を提供するために、「予約投稿機能」の活用は重要になってきます。

まとめ

いかがでしょうか。本記事では、ブログの更新を継続するための記事の書き方について説明しました。

・ブログの目的の明確化により、ブログ記事の範囲を設定する
・ブログ記事のタイトルを複数準備して、ネタ切れを防ぐ
・個々のブログ記事で、専門性が伝わる記事を書き、予約投稿することで途切れず記事を書く

自ら情報発信が可能な時代であることに感謝しつつ、ブログで効果的かつ継続的に対象読者に有益な情報を提供し、受注につなげていきましょう。

文:小林 健了(中小企業診断士)/編集:志師塾「先生ビジネス百科」編集部

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