英語教育を変えるために開業。 長沼ゆかり

Last Updated on 更新日2018.3.22 by

最近、小学校では英語の義務教育の必修化が発表されました。グローバルの波を受けて、英語はもはや必要不可欠になってきているのです。
日本人は外国人に比べて英語が下手だと思われている節があります。それには文法が正反対なのだから仕方ないといった声もあるようです。
長沼ゆかりさんは、子供たちに英語を教える「先生」にまず英語を教えなければいけないと考えています。日本では先生が英語を学べる環境が少なく、このような機会は大変貴重になっています。

現在は、どのようなサービスを行っているのですか?

現在、中心となっているのが、英語の先生向けに、先生の英語力と指導力を延ばすような、セミナー、講座、をする仕事となっております。

先生とは例えば、
乳幼児からの英会話教室や、小中高生向けの英語を自営でやってらっしゃる先生。後、小学校で「英語活動」をやってらっしゃる先生。
そして、中学校から大学、それから教育委員会の方々ですね。最近では、教材を販売している方もいらっしゃいます。
後は、全国大手の英語学校の先生方にセミナー指導したりしました。

メインはこのような「先生に英語を教える」ことですが、最近はいろいろな仕事もいただいております。例えば、

各辞書の良いところを授業で説明していたら、先生方が辞書を購入して、辞書会社さんにかなり貢献したみたいで(笑)そこから契約したりしました。

それからピアソンという会社の教材カタログに、来年、私の写真とコメントが載ったりします。

他には、海外から、表に出ていない教材について、専門家としてフィードバックをしてほしいだったりなど、活動が多岐に渡るようになりました。

それから大学で先生として授業したり、本を書いたりしています。

このような感じで、英語を教えることだけではなくなりました。(笑)

長沼さんが自信を持っているサービスの特長は何ですか?

「先生自身が英語をどうやって学習するか」と「どうやって生徒に教えるか」という指導法を伝えていますが、他には絶対に学べない内容と思っていますので、唯一無二のサービスかなと思っています。

なぜかというと、日本で紹介されていないからです。後は、自分でオリジナルで作っているからという(笑)

これは、アメリカの大学で「英語教授法」という、母国語にしていない人たちに教える指導法を勉強し、先生たちに教える指導法も勉強したからなんですね。日本の英語教育って世界から50~60年遅れているので、日本ではこういった事が学べないんです。

それから、私は帰国子女ではなく、大人になってから本当に1から勉強したので、日本人がどこでつまずくのか、という体験をすべてやってきているんです。

後は、自分のような過去を持っている人は日本どころか世界でもいないと思っています。というのは、自分は乳幼児から様々な業種の大人まで全年齢に授業をしてきましたが、さらにプラスして、多国籍の人や移民してきた人たちに教えたことがある人は、今まで見たことがないですね。

そういった意味で唯一無二のサービスかなと思っています。

なぜ、そのサービスを始めようと思ったのですか?

最初に日本で学習塾に就職したんですが、ある時生徒に「勉強しても、しゃべれるようにならない」と言われたんです。私もそうだ、と思ったんですが、当時はしゃべれなかったので、それをきっかけとして勉強を始めました。

その結果、子供を教えられるようになりましたが、すると今度は大人の方々に、「英語ができないと転職できない」と聞く機会があったんです。

それで再度勉強し直した結果、ありがたいことに、勤めていた塾の中で一番生徒を抱えるようになりました。

でもそこから、教え方を学びたいなと思ったんです。海外経験も必要だと思っていたし。そこで、海外の大学院で「英語教授法」を学びました。

そして日本の英語がどれだけ遅れているか、を思い知らされたんです。

後きっかけとしては、アフリカ等の国からの移民の人たちに教えたことですね。母国語でも言葉をかけない方もいらっしゃいました。

教えるのは大変難しかったですが、彼らは、英語で必死で話そうとするんですよ。自分のことや家族のことを。

それが日本人にはないな、と思って。だから、根底から日本の英語教育を変えていかないと、この先グローバルでやっていけないぞ、と。
そしてそれができるのは、この経験を持った私しかいないと思ったんですね。

なぜ、独立・開業しようと思ったのですか?

やっぱり、どこかに所属していてできることではない、と思ったからです。学校に所属するとカリキュラムとかが決まっているので自由にできないですよね。

後は、昼間は授業で、それが終わったらカウンセリングとかの時間で、結構授業の準備が、夜中にずれ込むことが多かったんです。
それが続いたせいで体を壊したりとかありましたし。

でも一番の理由は、さきほど話した経験を通じて、根底から日本の英語教育を変えていかないと、と思いました。
そこでどうすればよいかと考えたら、教える先生たちに、私が学んだことや経験を伝えられれば、大勢の生徒さんに教えていただけるかな、と思ったんです。

それが自分の目標にかなっているかなと思ったので、これをするようになった、といういきさつですね。
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今後の会社の目標は何ですか?

日本英語教育を変えるということを実現することは必ずやりたいですね。

直接先生達にお会いしてできる指導、セミナー、講座、または公演を引き続きやって、拡大していきたいと思っています。

実際に自分自身の指導法とかを発表する場を今まで以上に持ちたいと考えております。そのために本を書いたりですとか、後webの方で広めていったりして、ホームページやfacebookを含めて、もっといいものにしていきたい、と思っています。

語学学校さんとか、学校さんとか対一人でなく、教育団体、教育学校と一緒にお仕事させていただいたら、私の目標である英語教育を変えるということにもっと近づけるんじゃないかと思っていますね。

それから、グローバル人材を育成するために、2020年にセンター試験の英語が廃止されて新しく聞く、話す、読む、書く、の四技能試験になるんです。これは今の英語の授業では全く通用しません。

2020年ですと、今中学生くらいの子たちが関わってくる内容ですし、これに関わる先生、生徒、保護者の方々にその現状を、
できるだけ伝えるというのも私の目標だと思っています。

最後に、このページをご覧の皆さんにメッセージをお願いします

今のメインの方は学校の先生や塾とか教室をやっている先生なんですけど、対象者は全員というか(笑)

まず、中心となっている学校の先生や塾とか教室をやっている先生がいましたらぜひぜひ、緊迫していますので、ご紹介いただけると嬉しいです。

それから、会社員の方やいろんな業種、レベルの方も教えさせていただいて、企業研修も過去にやっていますし、海外でいろんな国の方に教えているので、そういった意味ではどういった物がビジネスで必要なのかは、目で見て感じている事がありますので、来ていただければいいかなと思います。

後は保護者の方々ですね。大学入試も変わりますし、これからの小学校では、英語という科目に成績が付くようになります。今までの英語の勉強の仕方は通じなくなりますから、ちょっとでも情報をつかんでいただけたら、嬉しく思います。

いずれにしても日本の英語教育をなんとかしたいというこの思いを、お知り合いの方でも伝えていただいてこの輪、ネットワークを広めていっていただけたらな、と思います。

まとめ

英語の先生の英語力と指導力を伸ばす活動を中心に行う長沼さん。自身の指導法を唯一無二と自信を持っており、日本の英語教育を根本的に変える力があると言います。

また、そのような指導法を編み出したのは日本の英語教育が世界に遅れをとっている現状を変えたいからでした。そのために、長沼さんは自身の指導法を発表する場を今まで以上に増やすと、活動を広げいっています。

グローバル人材の需要が増える中で、教育システムが追いつていない現状を長沼さんの活動が大きく変えてくれるかもしれません。

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