Last Updated on 更新日2018.7.3 by
また今日も俺にだけ厳しく怒鳴る上司、怒りを何とか飲み込んで眉を意識的に下げ反省しているポーズを作る。奥歯では聞こえないように歯ぎしりをして、口からいつもの謝罪の言葉を吐き出す。やっぱりこいつが嫌いだ。
こんな風に、この先ずっと理解できないしする気も起きない人っていないですか?これが上の立場の人なら、反発することもできないし、いつこの地獄が終わるかもわからないですよね。
それ、あなたに原因があるかもしれませんよ。
すいません。少しムッとされたかもしれませんね。正確には分かり合える方法があるんです。
それは「エンプティチェア」というやり方です。用意するものは椅子を2つ向かい合わせて配置する。たったそれだけです。
片方の椅子に座りあなたが理解できない人、もしくは理解したい人を思い浮かべその人に対する不満や日頃思っている不満をぶつけてみてください。
次に反対側の椅子に座り、今後はその思い浮かべた人になりきってあなたがその人からどう映っているかを話します。1人で一人二役をこなし何度も何度も意見をぶつけ合いましょう。
くだらないと思うでしょうが、これは相手の視点から見る自分に気付くことができます。あなたに強く当たる上司は、実は若いころの自分のように感じるあなたにもっと成長してほしいからこその言葉だったのかもしれません。いうことを聞かない部下は、もっと別の部分で評価してほしいのかもしれません。
わざわざ、相手の立場に立つ行為はめんどくさい作業でもあるので、つい自分の解釈で相手を判断してしまいます。そこに相手との意図とのギャプが生まれるのです。
相手を改めて考えることで今まで見えていた人物とは別の人物像が浮かび上がるかもしれません。
他人の形は相手ではなく自分が作り出すものです。
また、これは自分を相手の視点から眺めるので自己分析することもできます。客観的に物事もみるのはとても難しい事だと思います。ならば、人の視点を借りながら俯瞰してみると何かしらの気づきがあると思います。
大事なことはたった一つ、自分と他人を理解するヒントは自分の内側にあるということです。この点を理解して実践してみてください。
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