副業が注目されつつある今、おすすめの副業は何か?

昨今、「副業」に対する関心が急激に高まりつつあります。これは政府の「働き方改革」の一環として、副業を積極的に容認し推進するという動きが原因の一つと言えるでしょう。2017年3月策定の「働き方改革実行計画」によると、「副業や兼業は、新たな技術の開発、オープンイノベーションや起業の手段、そして第二の人生の準備として有効である」と書かれてあり、この点が政府の狙いとも言えます。しかし、一言で「副業」とは言っても、その種類はもちろん「なぜ副業を行うのか」といった理由も千差万別です。ここでは、副業とは何か、副業を取り巻く現状を探りつつ、おすすめの副業について紹介したいと思います。

副業とは

副業の定義

法律上、「副業」の定義に明確なものはありません。したがってその解釈は広く「本業とは別に副次的に収入を得ること」であれば全て副業に含まれると考えられます。自宅での内職やアルバイト、株式やFX等の金融投資、ネットオークションでの売買、お茶やお花の先生業、公的な資格を取得して行う士業(弁護士、税理士等)、最近ではネットを通じて記事を寄稿するライター業や各種イラスト、デザインの作成の仕事、ユーチューバー等々、枚挙にいとまがありません。

複業と兼業

「副業」と類似する言葉に「複業」や「兼業」がありますが、これらの言葉との定義の違いはあるのでしょうか?

あくまでも言葉のニュアンスからくるものですが、「副」という言葉からはメインは「本業」であり、そこから得られる収入や費やす時間は圧倒的な差があるという印象を持ちます。よって、趣味的な活動で楽しみながら収入を得ることは副業の代表的なものと言えるでしょう。

「副業」と同様に「複業」や「兼業」にも明確な定義はありません。「複業」についてですが、「複」には並行して複数のことを行うという意味があります。したがって本業と同等かそれに近い収入があり、そのために本業と同等かそれに近い時間を費やして行う場合、「副業」ではなく「複業」と呼ばれます。例えば会社員が金融投資を行い、毎年数千万円の利益を上げるような場合は「複業」とみなされる可能性が高いです。

「兼業」はどうでしょうか。何かしらの「業」を兼ねるということですので、例えば「兼業農家」のように「農業」以外に会社勤めをすれば「兼業」とみなされるでしょう。

副業を取り巻く現状

政府の動き

2018年1月、厚生労働省は「モデル就業規則」を改定しました。「モデル就業規則」とは10人以上従業員を雇用する企業に義務付けている就業規則の見本となるものです。改定とは、遵守事項の第11条に書かれてある「(6)許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」が除かれ、新たに副業に関する規定が第68条として追加されたことです。ここでは「「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」とし、同条の第2項では「労働者は、前項の業務に従事するにあたっては、事前に、会社に所定の届出を行うものとする」と書かれています。これは、「会社に届け出をすれば副業を行っても良い」ということです。「働き方改革」の旗の下、政府が副業容認に大きく舵を切ったことが伺えます。

企業の考え

では、副業を容認している企業はどれくらいあるのでしょうか。リクルートキャリアの調査によりますと、2017年22.7%だったものが翌2018年には28.8%と微増しています。政府の積極的な働きかけによりゆるやかに増加しているものの、未だ7割以上の企業では副業を禁止しています。

副業を認める企業の考えとしては、以下のことが挙げられます。
・社員が副業を持つことにより、新たな人脈が形成され視野が拡大し、業務遂行能力をアップさせることで、結果として本業でのより高い成果につながる。
・終身雇用の維持が困難になりつつある中、社員の生涯年収増につながり、本業とは別の収入源を持つことで職を失ったときのリスクを減らすことができる。

一方でまだ多数の企業において副業を禁止している理由として、
・社員の過重労働を助長する
・労働時間の管理・把握が困難である
・知識や技術の漏えいのリスクがある
等が挙げられます。
要するに本業の業務遂行に支障をきたす恐れがある場合に副業を禁止するという姿勢です。したがって、本業に影響を与えない範囲であれば許可制で副業を認めるケースもあるようです。

就業者を取り巻く現状

総務省「就業構造基本調査(2017)」によると、副業を行っている人の数は約270万人で働いている人全体に占める割合は約4%となっています。産業別に見ると、農林水産業などの1次産業での副業者は減少傾向にあり、サービス業などの3次産業で副業者は増加傾向にあります。

では、副業を行いたいと思っている人はどれくらいいるのでしょうか。労働政策研究・研修機構の「多様な働き方の進展と人材マネジメントの在り方に関する調査」(2018年)によると、過去1年間に副業・兼業を行った割合は1.7%とまだまだ低いですが、今後5年先を見据え、副業・兼業を新しく始めたい人の割合は23.2%、機会・時間を増やしたい人の割合は13.8%となっており、約4割の人が副業・兼業に積極的と言えます。

前述のように副業を禁止している企業は多いですが、テレワーク(情報通信技術を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態)の広がりやコワーキングスペース(主にフリーランスのための共有の執務スペース)の隆盛などから外部環境は整いつつあります。今後さらに副業容認の企業が増えるなどの環境が整えば、副業者数は飛躍的に伸びるでしょう。

副業にはどのようなものがあり、どのような副業がおすすめか

副業とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。人それぞれ置かれた状況により適した副業は変わってきます。ここでは目的別におすすめの副業を紹介します。

空き時間を有効活用したい方におすすめ

株式・FX・投資信託などの金融投資

「株式・FX・投資信託などの金融投資」は会社員であっても、さほど時間を要せず少しの空き時間でもできます。また、最近ではネットを通じた取引が増えていますので、自宅にいながらスマホを使ってさほど体力を使うことなくできてしまいます。経済情勢などの世の中の動きに敏感になり、それが本業の方に活かされるという副次的な効果も期待できます。
一方、副業としてそれなりに稼ごうと思うとある程度まとまった資金が必要です。さらに、金融投資はリスクを背負っていることも理解せねばなりません。相場の動きによって、投資した資金を全て失うこともあります。最悪、損をしても良いというくらいの余剰資金がある方におすすめしたいです。

ポイントサイト

ポイントサイトとは、スマホやパソコンである行動をすることによりポイントが付与され、たまったら現金、電子マネーなどと交換できるサイトです。代表的なサイトに「モッピー」や「ECナビ」があります。
行動とは以下のようなものです。
・ネット通販での買い物
・特定のサイトへのアクセス
・会員登録
・動画視聴
・SNSへの投稿
・アプリのインストール
ほんのすきま時間を使ってとても気軽にできます。ただし単価が非常に低いので稼ぐという感覚にはなかなかならないでしょう。遊び感覚で始めたいという方におすすめです。

趣味を副業にしたい方におすすめ

趣味でお金を稼ぐというのは誰もがあこがれますが、実際に食べていける人はごくわずかです。しかし、副業となると違います。ユーチューブなどのプラットフォームの発達により誰でも自分の趣味を披露し、楽しみながら自分の趣味で副収入を稼げる時代が来ています。そんな趣味を副業にしたい方へのおすすめを紹介します。

写真、カメラが趣味の方

スマホカメラの高画質化、インスタグラムなどのSNSの浸透により写真、カメラを趣味にする人が増えています。高品質なカメラだけでなく、スマホカメラで撮った写真を販売できるアプリがあります。もちろん、高品質なカメラで撮った高画質な写真を販売できるサイトもあります。自分が撮った写真が売り物になるということはうれしいですよね。さらに、腕を上げればそのスキルそのもので稼ぐこともできます。プロのカメラマンに頼むほどではないが高品質の写真を撮ってほしいというニーズがあった場合、「ココナラ」のようなスキルの売買ができるマッチングサービスを活用して仕事を得ることができます。

音楽、楽器演奏が趣味の方

音楽、楽器演奏が趣味の方は、以前からバンドを組んで活動されていた方がいらっしゃると思います。しかし、あくまでアマチュアとしての活動ですので収入があったとしても微々たるものだったのではないでしょうか。今はユーチューブなどを介してプロ顔負けの腕を披露しフォロワーを増やせば、全世界に拡散する可能性もあります。そうすればそこからの広告収入も大きなものになります。あなたの歌や演奏で世界を変えることも夢ではありません。

絵やイラスト、デザインを描くことが趣味の方

絵やイラスト、デザインも、写真と同様に自分の作品を販売できるサイトが存在します。しかし、それよりも「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングを通じて、リクエストに応じた仕事を請け負う方が高収入が期待できます。どちらのクラウドソーシングにおいても「デザイン」「デザイナー」という仕事のカテゴリーがあり、多数の仕事を募集しています。例えば「創業するので会社のロゴをデザインしてほしい」「お店のサイトに使う風景画を描いてほしい」などの依頼があります。何かを描く腕に自信のある方はこれらクラウドソーシングに登録することをおすすめします。思わぬ副収入が得られかもしれません。

高度な知識やスキルを持っている方におすすめ

趣味が高じて誰かに教えられるまでにスキルが高まることがあります。華道や茶道、スポーツのコーチ、あるいは先ほど述べた写真や音楽、絵やデザインなども、極めればそのスキルを活用して人に教えることで収入を得られます。会社員として企業に勤めながら、平日の勤務時間後や休日にお花やお茶、柔道や剣道などの習い事の先生として副収入を得ている方がいます。

「先生業」に該当する職業にはこの他にもあります。所謂、「士業」とよばれる職業です。「士業」とは、弁護士や公認会計士といった最後に○○士と付く職業です。他にも税理士や司法書士、行政書士、中小企業診断士、社会保険労務士など、その多くが国家資格であり、資格取得のための難関試験をパスしなくてはたどり着けません。正に「先生」と呼ばれるにふさわしい職業といえます。

これら「先生業」特に「士業」の場合は、本業として独立開業されている方も多くいらっしゃいますが、企業に勤めながら副業として収入を得ている方も数多くいらっしゃいます。元々、企業で培った経験を元に士業の資格を取られる方もいますので、副業として行うことで本業の成果にも良い影響を与えることもあるでしょう。さらに、会社を退職後にも「士業」であれば独立し本業として生計を立てることも可能です。

まとめ

副業について、その定義から取り巻く現状そして目的別におすすめの副業を紹介してきました。何かで経験を積まれ知識、スキルを極めている方,あるいはこれから極めたい方には「先生業」がおすすめです。
先生ビジネスにつきましては、当サイト「先生ビジネス百科」も参考にしてみてください。

文:米本幸平(中小企業診断士)/編集:志師塾「先生ビジネス百科」編集部

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