【士業向け】セミナーの集客方法7選とリピート顧客を掴むコツ

士業でビジネスをされる方の入口となる商品の多くは、「セミナーの開催」です。開催のメリットは、単に売上につながるだけではありません。セミナーを通して、その道のプロフェッショナルであるという事をお客様に認識をさせ、自身のパーソナルブランディングにつながります。

セミナーを開催する際に、特に駆け出し講師の方々が悩まれているのは「集客」ではないでしょうか。最近ではストアカやサイタなど、自分が得意とするスキルや知識を個人間(C2C)で提供し合える「スキルシェア」サービスが登場し、一般の方でも気軽にセミナー開催が出来るようになりました。しかし、セミナー開催の敷居がさがったことにより、競合となる講師の数も増えてきているのも現状です。その中で集客となると、ハードルに感じるかもしれません。ですが「コツ」を掴んでしまえば、集客は十分可能なのです。

そこで今回は、「集客するためには、どのようにしたらいいのか」「1回限りで終わずに、リピート顧客を増やすためにはどうしたらいいのか」といったお悩みを解決する、集客で成功するためのコツをお伝えいたします。

代表的な士業の集客方法7つ

さて、実際に集客するためにはどうすればいいのでしょうか。コツを説明する前に、代表的な集客方法7つをご紹介いたします。

(1)SNSの活用
現在様々なSNSサイトがあり、例を挙げるとFacebookやTwitterなどがあります。SNS活用のコツは、イベントページを作成し、SNS上でつながったフォロワーの方へ告知をすることです。中には興味を持ってもらい、新規顧客になることもよくあります。もし、直接参加をしてもらえなかったとしても、シェアやリツイートなどで、告知を手伝ってくれることもありますのでお勧めです。

(2)スキルシェアサイトの活用
スキルシェアサイトとは、自分が得意とするスキルや知識を個人間(C2C)で提供し合えるマッチングサイトです。ストアカやサイタなどが該当します。主に、「新たに学びたい」という前提でサイトを検索するユーザーが多いのが特徴です。

また、SNSサイトとの連携が良く、Facebookなどのフォロワー誘導も可能です。多くの方がセミナーを受講するか検討する要素は「信頼や信用」です。 スキルシェアサイトで集客するコツは、告知ページ及びプロフィールページはできるだけ丁寧に書くこと。あなたの人となりを伝える事によって集客効果が期待できます。

(3)チラシ・名刺の活用
実際に会った人へアプローチするのは、チラシや名刺をお渡しするのがお勧め。紙媒体ですのでリアルの場で柔軟に告知する事が可能です。

チラシ・名刺活用のコツは、直接相手に主催の意図をお伝えしながら渡すこと。紙だけでは伝えきれない情報を補足することで、より興味を持ってもらえます。しかし、デザインの作成・印刷コストもかかるのがネックです。

デザインは、無料配布されているテンプレートや、投函されているチラシを参考にすると良いでしょう。予算や配布時期は集客予定人数に合わせて決めておくと良いでしょう。

(4)顧客リストの活用
自社で管理している顧客リストを活用し、DMやメルマガ発信をします。人数が少ない、またはターゲットが絞れている場合は、自身で発信しても良いでしょう。ですが、顧客リストの人数が多ければ、準備や送信に時間がかかってしまうので、代行会社に依頼することになります。

代行会社に依頼する分、費用も大きくなるので集客規模に応じて使用するか検討した方が良いでしょう。

(5)過去に名刺交換をした方達を誘う
過去に一度名刺交換した方となると、一度お会いした方なので、ある程度の反応と効果が期待できます。最近はEightやSansan等、撮影した名刺をスマートフォンやPCで管理できるサービスが登場し、名刺からリスト化することもだいぶ容易になりました。名刺から見込み客をリスト化して集客することも一つの手段です。

(6)ホームページやブログでの告知
もし、あなたがホームページやブログを持っているとしたら、こちらも活用するべきです。なぜなら、あなたのホームページやブログを閲覧しに来たユーザーは、あなた自身に興味を持っているからです。興味を持った方への告知は集客効果も大きい。バナーなどを設けて、多くのユーザーがチェックできるようにすると良いでしょう。

(7)FAXダイレクトメールの活用
法人相手の集客であれば、地域や業種を絞りこめるFAXダイレクトメールも向いています。ターゲットに直接メッセ―ジを届けられるので一定の反応が期待できます。しかし、クレームが多いのもFAXダイレクトメールの特徴です。頻繁に送りすぎて、先方のFAX用紙やインキを消費させてしまい、クレームに繋がるケースもあります。最近では、FAXの使用を取りやめる法人も増えてきていますので、年々活用が難しくなっていく方法でしょう。

集客するためのコツは、「複数の集客方法を組み合わせる」ことです。ひとつの方法と比較して、複数のメディアにまたがって告知することにより、より多くの人にアプローチができ、興味を持ってもらえる可能性も高くなります。

今回ご紹介した7つの方法をすべて実践すれば、ある程度の集客も期待できると思います。また、ターゲットの年齢層に合わせてコンテンツを組み合わせた宣伝をしても良いでしょう。

リピート顧客を掴む2つのコツ

安定した集客を行う為には、新規顧客を呼び込むよりもリピート顧客を増やしていく方がより効率的で、コストも多くかかりません。また、単に再来するだけではなく、口コミで他のお客様に紹介していただける広告塔になることもあります。では、どのようにリピート顧客を掴んでいけばいいのか、コツを2つ紹介させていただきます。

お客様との関係性を構築する

リピート顧客を掴む為には、セミナーに参加してくれたお客様との関係を構築していくことが一番の近道です。お客様との関係性を構築するコツは、「告知内容の充実とアフターフォロー」。具体的な方法をいくつかご紹介いたします。

(1)今後開催するセミナーの告知をする
可能であれば、今後の開催するセミナーをいくつか用意しておき、必ず告知をすることをお勧めします。その場で予約を受付けることで、リピート顧客獲得につながりますし、お客様側の予定調整も効きます。対して、今後の開催予定のセミナー等の告知が無いと、リピートを促す為の営業が難しくなってしまいます。

(2)セミナー後のあいさつまわりをする
会場規模にもよりますが、少人数であれば必ずセミナー後に全員とあいさつまわりをしましょう。参加者から、アンケートには書かれていない生の声を聞く事ができ、コネクションも広がります。

(3)後日お礼メールを送る
セミナー後ですと、終わったことなので怠りがちになります。ですが、お礼のメールを送る事により、お客様に思い出してもらう事ができますし、メールのキャッチボールができます。お礼メールは、関係性構築の効果が期待できます。実践することをお勧めします。

(4)無料の相談会を企画する
セミナー参加者向けの無料の相談会開催をご案内するなど、お客様とのコミュニケーションを取れるコンテンツを用意しておくと効果があります。相談会を通して、お客様の本当の悩みを聞く事ができ、ひとりひとりに合わせた商品の提案にもつながります。

(5)メーリングリストでダイレクトメールを送る
過去のセミナーに参加された方に向けて定期的にダイレクトメールを送信することにより、お客様に思い出してもらう機会につながります。そこからのメールのキャッチボールに発展し、リピート顧客になることも期待できます。

セミナーの振返りをする

あなたはセミナーを開催して振返りをしていますか。多くの方は怠っているかもしれません。終わったものから反省点などを掘り返すのは億劫ではありますが、一番重要な事です。

セミナーを振返るコツは、セミナー内容を動画撮影しておくことです。録画しておくことで、スライドの内容・自身の話し方・参加者側の空気を感じる事ができます。動画撮影した内容を見返すことにより、客観的に自分の事を評価でき、次回はどうしたら良いのか課題も見えてきます。

また、セミナー開始前にアンケートを配布しておき、感想を書いてもらうようにしましょう。

いかがだったでしょうか。今回はセミナー集客のコツについてご紹介いたしました。
リピート率を上げる為にも、是非実践をしてみてください。 コツを掴むまでは、色々試行錯誤する部分もあると思います。少しでもお役に立てれば幸いです。

文:内田喬也(中小企業診断士)/編集:志師塾「先生ビジネス百科」編集部

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