夫をアゲる妻を創る「アゲ妻クリエイター」で独立~春木 朝陽~

独立コンサルタントとしての在り方が多様化している中、今回は「アゲ妻クリエイター」として、日本の女性を支援にしている春木 朝陽(はるき ともはる)氏に話を聞きました。現在、日本国内の離婚率は3割を超え、一生を誓い合った夫婦であるにもかかわらず、結婚生活が上手くいかないケースが増加しています。

その社会情勢を危惧し、春木さんは14年勤めた会社を脱サラして独立されました。現在は、自身の経験から恋愛や結婚の成功方法を体系化して、夫婦生活を円満にするためのノウハウを妻に伝授し、夫を持ち上げる妻、「アゲ妻」を創るコンサルタントとして活躍されています。

アゲ妻クリエイターの仕事とは

 

―――春木さんの現在の仕事内容について教えてください。

 

株式会社iEST(アイエスト)を立ち上げ、「アゲ妻クリエイター」という肩書で活動しています。働く女性を支援するという理念のもと、夫の夫婦生活や仕事に対するやる気を上げさせる妻、「アゲ妻」を育成しています。同じ男だからわかる「男が惚れるツボ」を、マーケティング×心理学×メンタリング×500人以上の男性データ、から導き出し、戦略的に男性が女性に惚れるノウハウを作り出してきました。

この男性が女性に惚れるノウハウを伝授することで、最高のメンターとなる「アゲ妻」が生まれ、今の環境に関係なく夫の成功率を高めることができます。具体的な仕事の流れとしては、女性向けに夫婦関係向上セミナーを開催して、夫婦関係に役立つノウハウを提供し、その後に受講者の女性をフォローして、マンツーマンで夫婦生活の有償コンサルティングを行っております。現在は年間約50人のコンサルティングをしております。

 

―――フロントのセミナーは、どのように集客してされているのでしょうか。また受講者のフォローとは具体的にどのように行っているのでしょうか。

フロントのセミナーはWebの集客がメインですね。私が考案した「アゲ妻度チェック」など、興味を惹くコンテンツを用意して集客しています。「アゲ妻度チェック」とは、日常の夫婦生活において、夫婦喧嘩したとき、夫が借金を抱えたとき、夫の浮気が疑われる怪しいメールを見たとき、などのケース問題を用意して、妻の対処方法を確認します。それを「夫がどうすれば積極的に解決してくれるか」という点で評価しています。受講者も夫婦生活に気づきを得て帰ってくれることが多く、評判は上々です。

その後のフォローは受講者には個別で連絡を取り、何か悩みごとが無いか一度無料面談を実施しています。そこで受注したいところですが、実際はその面談後に有償コンサルティングの依頼を受けることが多いですね。

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―――セミナーを実施して、その後一人ひとりフォローしているわけですね。かなり大変ではないでしょうか。

そうですね。実は、セミナー会場など多数が参加する場では、悩みを聞いても相談してもらえない場合が多いです。なぜなら、自身が夫婦生活で悩んでいても、その悩みを他人に知られたくない女性が多いからです。そのため、個別にフォローして、悩みを聞くことで、心を開いてもらうようにしています。

しかし、「人に言いづらいこと」の相談を仕事としていると、コンサルティングによって夫婦関係が改善しても、他の顧客を紹介してくれるということがほとんどありません。また、コンサルティングメニューも少ないため、リピート率も低いです。そのため、顧客は自身で新規開拓しなければならず、これは大変だと感じています。

ただ、当初は既婚者のみをターゲットに考えていましたが、意外にも未婚者の相談も多く、ターゲットを広げて仕事を受注することで、一定数の顧客を確保できています。世間の婚活ブーム通り「結婚したいけど、彼氏が決断してくれない」といった悩みを抱えている女性も多くいらっしゃいます。

―――どのようなコンサルティングのメニューを用意されているのでしょうか。

主に約3か月のコンサルティング期間で計6回の面談のメニューを用意しています。また、価格は妻が夫に相談しなくても受けやすい価格を設定をしています。事業を始めた当初は、現在よりも高額に設定していましたが、仕事をしていく中で、適切な価格を模索していき、現在の価格としました。

コンサルティング内容は日常の比較的軽い相談や、深刻な相談など様々ですが、その女性に合わせて個別に対応しております。「夫に妻の為に気持ちよく稼いでもらう」「彼氏に結婚を決意させる」などの目標に向かって、心理学やメンタリズムに基づき、夫と気持ちを近づける方法を伝えながら、「夫婦会話を増やす」など、当たり前のことを確実に実践できるように、コンサルティングをしています。

3か月と限られた期間内でのコンサルティングですが、ほとんどの方に高評価をいただけています。「夫が前向きに働きだした」「喧嘩が絶えなかったが、家事を手伝ってくれるようになった」、など嬉しい言葉をいただけていることが、仕事のさらなるモチベーションに繋がっています。似たような仕事をしている同業の方ですと「結婚できなかった」「関係が良くならなかった」などといったクレームが発生してしまうこともあるそうですが、今のところ、そのようなクレームをいただかずに仕事ができています。

迷走した独立の方向性

―――「アゲ妻クリエイター」として独立を決意したキッカケを教えてください。

ひとことで表現が難しいですね。幼少期の経験、妻との出会いなど、人生全てがキッカケかもしれません。幼少期に両親の喧嘩しつつも仲が良く支えあっている夫婦関係を見てきて、「自分は絶対に幸せな家庭をもちたい」という将来の夢を持ちました。「人を好きになる」という感情が芽生えたころ、「自分を好きになってもらうには、どうすれば良いのか」、と考えて、実践も交えて恋愛の成就法について研究を重ねました。

その後、その想いがアメリカの大学に留学して心理学を勉強するまでになったころ、短期留学で来ていた現在の妻になる運命の女性と出会いました。どうしてもその女性とお付き合いしたいと思い、それまでの全てを出し切って恋人になることができました。ただ彼女の短期留学が終わり、離ればなれになる寂しさに耐え切れず、大学を中退までして日本戻り、結婚しました。

日本に戻ってきてからは、待遇が良かったのでIT企業に14年勤めましたが、そこでマーケティングを勉強して、心理学と掛け合わせた独自のノウハウを身に着けたことで、わずか3年で部長職になることができました。心理学や恋愛とマーケティングは、共通点が多いと考えています。

例えば、数あるお茶の中から「〇〇茶」を店頭で選んでもらうための努力と、数ある男性の中から自分を好きになってもらうための努力には、共通点があります。適切な接触頻度≒適切な会う頻度、競合との差別化≒イケメンとの差別化、など、いかに自分を好きになってもらうか追及する観点では、恋愛を商品やサービスに置き換えるだけなのです。

独立は会社員時代から漠然と考えていて、どのような方向性で独立しようかと模索していました。その時、自身の妻への気持ちは結婚式で一生を誓い合った時と変わっていないにもかかわらず、周りで夫婦関係が悪い家庭が多いことに気づきました。そして、私のスキルや経験を活かして女性を支援することで、自分のように幸せな夫婦を増やしていきたい、と思ったことで「アゲ妻クリエイター」になりました。

―――なかなか他では聞いたことが無い経歴ですね(笑)。

そうかもしれません(笑)。実は、別の事業で独立してから「アゲ妻クリエイター」としての方向性をみつけたので、少し迷走しました。独立を決意して、自身の活かせるリソースを考えた際に、「恋愛」「心理学」「マーケティング」「留学経験による英語力」「ITスキル」といくつかありました。

この中でIT業界は上には上がいることを会社員時代に理解していたため、自身では差別化が難しいと考え、まず「ITスキル」以外リソースを活かすことを考えました。最初に取り組んだのは「留学経験による英語力」を活かした「スラングを交えたカッコイイ英語専門の英会話スクール」でした。

ただ「講師は絶対に気さくな黒人が良い」「授業に盛り込みたいスラングの程度」など、こだわりが強すぎて、自身が思い描く通り講義をしてくれる講師に出会えず、事業としては失敗しました。

その後、講師や先生業の育成塾である「志師塾」に出会いました。そこで五十嵐先生をはじめとした「志師塾」の講師の方々に、自身の過去の経験やスキルを一緒に掘り下げてもらい、徐々に「恋愛」「心理学」「マーケティング」のリソースを活かした「アゲ妻クリエイター」としての方向性を見つけました。

また、志師塾でセミナー講師としての練習の場を経験させてもらったり、集客ノウハウを教えてもらう中で、数多くのフィードバックをもらえたことで、自信を持って「アゲ妻クリエイター」になることができました。なので、独立する方向性は迷走しましたね。ただ、英会話スクールは、いつかまたやりたいと思っています(笑)。

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「アゲ妻クリエイター」の今後の展開とは

 

―――今後の事業の方向性や課題について教えてください。

今後の事業としては、「アゲ妻クリエイター」事業の拡大と、同じく女性支援家として活躍している妻と協業して「化粧品」事業の展開を考えています。

「アゲ妻クリエイター」事業の課題としては、先ほど申し上げた通り、リピート率の低さと、顧客からの紹介が無いという2点があり、知名度も低いです。そのため、リピートしやすくするため、もう少し敷居の低く、一度に多数が受講できるスクールメニューを用意することを検討しています。

具体的には、「アゲ妻育成スクール」として、1期生、2期生と受講生を増やすことで、アゲ妻を育成するビジネスを考えています。「みんなでアゲ妻になろうよ」といった明るい雰囲気のスクールを用意して、アゲ妻となった受講生が、自らアゲ妻を広げていくといった、アゲ妻のネットワークを広げていきたいです。

最終的に、日本国内のアゲ妻を100万人にすることが目標です。私の経験では、アゲ妻基準を満たして、アゲ妻と呼べる女性は全国に40万人程度存在すると考えています。アゲ妻による幸せな夫婦を増やしていくためには、まず100万人のアゲ妻を創り、そのアゲ妻が、さらにアゲ妻を創る、といった仕組みつくりが必要なのです。

「化粧品」事業は最近着手しましたが、女性支援の観点で、企業として売上を上げていくために事業化しました。実は、妻は株式会社iESTの副社長をしていて、女性支援家として活躍をしています。今までは仕事はお互い独立していまいしたが、「女性が家に帰った時に自分の顔や肌を見て、シワやシミなどに悩まないでほしい」という共通の想いから、協業して化粧品販売に取り組み始めました。

お互い全く新しい取り組みで、かなり苦労しましたが、製造会社などの協力もあり、自社ブランドで提供を始めました。Webを中心とした販売促進により、先日化粧品通販サイトで3位になるなど、徐々に利用者が増えてきました。事業は「アゲ妻クリアイター」を中核にやっていきたいのですが、「アゲ妻クリエイター」事業では売上を大幅に伸ばすことはできません。

「化粧品」事業が今後成長することで、安定した経営ができ、知名度も向上して、「アゲ妻クリエイター」事業にも良い効果が生まれると考えています。

―――今後独立を検討している方へ向けて、ひとことお願いします。

私は、会社員から独立したかったものの、なかなか尻に火がつきませんでした。そのため、後に引けなくするために、最初から法人化して独立しました。ただ、これから独立される方は、よく考えてから法人化するべきだと思います。法人化すると決算書という形で成績表がつきますが、初年度の売上がほとんど無かったため、金融機関などから融資を受ける際、毎回質問を受けてしまいます。

幸い、融資を受けられないということは、今までありませんでしたが、この黒歴史を消したいですね(笑)。また創業時に受けられる国の制度なども、よく知らなかったため、活用できませんでした。もっと早く志師塾に入っていれば、独立している先輩方からいろいろ教えてもらえたと思います。そのため、これから独立される方は、独立している方々との人脈をつくり、情報収集してから独立された方が良いと思います。

 取材を終えて

今回春木さんへの取材を通じ、資格を活かした士業としての独立だけではなく、自身の経験やスキルを掘り下げることで、独立の方向性を見つけられるのだと感じました。アゲ妻が増えることで、日本に幸せな家庭が増えることを期待したいと思います。

文:水本 大樹(中小企業診断士)/編集:志師塾

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