【講師インタビュー】日本の働き方を変える。~五十嵐 和也~

「日本の働き方を変える! そのロールモデルになりたい。」

そう語るのは、士業・コンサルタント・講師・コーチ・セラピストなど「先生業」専門スクールである志師塾の塾長・五十嵐 和也さん。

昨今、政府が推し進める働き方改革の影響もあり、自分の経験を活かして「先生業」を始めようとするシニア層が増えており、それに伴い、「先生業」向けのスクールも増加しています。

志師塾は、そうした競合が増えている中にあっても、業界No.1スクールとして勢いを増しています。志師塾では、どのような取り組みで独自性を生んでいるのか、そしてどのように差別化を図っているのか、さらには今後どのようなビジョンを描くのか、塾長である五十嵐さんにその想いを語ってもらいました。

場づくりのプロとして活動

まず、五十嵐さんに現在のお仕事について伺いました。

「現在、私は『場づくりのプロ』として日々活動しています。場づくりに関する具体的な事業としては、「学びの場」としての志師塾、「働く場」としての知恵の場オフィスを運営しています。知恵の場オフィスについては、現在3拠点運営しています。」

志師塾は、五十嵐さんがITコンサルタントとして活動する中で発見した顧客獲得ノウハウを周囲の士業の方々に教え始めたのがきっかけで、2011年に始まりました。「自分自身のノウハウを教えた周囲の士業の方々も成果が上がったのです。これはもっと世の中に広げる必要があると考え、志師塾を始めました。」現在では、志師塾の卒業生は800名にも上り、先生ビジネスの業界では日本一の規模となっています。

また、「先生業」における顧客獲得や独立起業など個別テーマでセミナーも開催しています。「先生業のためのWeb集客セミナー」や「先生ビジネス構築セミナー」など先生の悩み別にテーマ設定されたセミナーには、年間3,000名を超える方々が参加し、多くの成功事例が報告されています。

セミナー

ITコンサルタントから志師塾の塾長へ

順風満帆に見える五十嵐さんも、中小企業診断士として独立した当初は顧客獲得に苦労した経験があります。前職のNECでの経験を活かし、中小企業向けのITコンサルタントとして独立するも、顧客をなかなか獲得することができない。ホームページを準備するも問い合わせは0件。増え続ける借金はついに800万円にまで到達。そうした経験もありながら、どのように道を切り開いていったのでしょうか。

「顧客獲得については、経験によるものと学んだものとがあります。経験については、前職のNECでのITコンサルタントの経験があります。一方で、学んだものについては、MBAや中小企業診断士の学習の中で身に付けたフレームワークや俯瞰的な知識に加え、例えばダイレクトレスポンスマーケティングやセミナーマーケティングなどの、より具体的なものについても学びました。また、マーケティングでは顧客の心理変遷をどうコントロールするかがポイントであるという視点から、心理学についても学び、言葉の使い方による影響なども学びました。

このように学習することはもちろん大事ですが、それ以上に、学んだ情報を自分なりに体験して、それを先生業向けにカスタマイズすることがポイントであると五十嵐さんは分析します。

こうして、経験に加え、学びと実践を積むことでノウハウを蓄積し、顧客獲得の手法を体系化した結果、ITコンサルタントとしての道を切り開いていったのでした。その後、士業の方々からの顧客獲得の需要が大きくなり、本業をシフトしていきました。

士業限定から先生業への拡大

こうして当初は士業限定で展開していた志師塾ですが、卒業生が150人くらいに増えてきた2013年より、受講対象を拡大します。「士業だけですと広がりが弱い気がしまして、2013年頃から『先生業』という言葉をつくり、士業・コーチ・コンサル・講師と対象を広げていきました。」と語る五十嵐さん。お茶教室の主催者やボイストレーナーなど、士業以外の受講者は年々増え続け、現在では卒業生の7割くらいを士業以外の先生が占めています。

対象を士業限定から「先生業」へと拡大したことにより、様々な専門性をもった卒業生が増え、卒業生同士の交流も活発化し、より魅力的なコミュニティにつながっているのです。そしてそれが、他のスクールに対する独自性につながっていくのです。

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業界トップランナーとしてなすべきこと

このように受講層も広がり、ノウハウを蓄積している志師塾ですが、競合するスクールも増えています。競合するスクールに対して、どのように差別化を図り、独自性を生むのでしょうか。

「確かに2016年頃から同じようなことをするスクールが増えているのは事実です。しかし、実績やノウハウの蓄積が圧倒的に違います。我々は業界のトップランナーとして、そうした競合スクールとの競争に打ち勝つというよりは、むしろ最先端のノウハウを提供することや、最新の環境を提供することに注力していきたいと考えています。」と五十嵐さんは力強く答えてくれました。

「実際、似たようなスクールが立ち上がっていますが、10期以上続いているスクールを私は見たことがありません。対して、志師塾は70期以上続いています。さらに、単に続いているだけではなくて、800人くらいの卒業生が今日も活発に交流し、成果を出し、そしてクチコミを拡げてくれているのです。志師塾の各講座・コンテンツは良くて当たり前なのです。むしろその講座・コンテンツの運営手法やコミュニティの管理手法が、一番の差別化要因ではないかと考えているのです。」

志師塾のコンテンツが良いのは当たり前

提供するコンテンツにはもちろん自信があると五十嵐さんは語ります。その内容は、「受講者の方々が自分自身の経験を棚卸しして、強みをコンテンツへ落とし込んでいく方法」、「高額でわかりにくく営業しにくいサービスであるという、先生業ならではの特徴を踏まえた顧客獲得メソッド」、「実際に顧客獲得を進める際のポイント」など、多岐に渡ります。

例えば強みの発見からコンテンツへの落とし込みについては、受講者の7~8割がこれまでの経験から強みを発見し、各自のコンテンツを築くことが可能であると五十嵐さんは語ります。また、仮にこれまでの経験からの発見・構築が難しいケースにおいても、コンテンツをつくる手法は存在するといいます。

さらに、志師塾では先生業において非常に大切である実績のつくりかたについても指導が受けられます。やはり0から1をつくり出すことはとても大変なこと。そういった手法についても戦略的な視点から具体的に学ぶことができるのです。

コンテンツだけでも自信を持って提供している志師塾ですが、先程の話にもあるように、本当の差別化要因は次に紹介する「運営面」と「コミュニティ」にあるようです。それぞれについて、教えてもらいました。

セミナー風景

運営面の強み

「講座そのものについて言うと、コンテンツと運営という2つの側面があると考えます。コンテンツについては変な話、模倣することが可能ですよね。でも志師塾では、実は運営面のノウハウを溜めているのです。」

それは例えば、「どうすれば受講者同士が相互の集団力学によってモチベーションを高め、本当の自分を発見して仲間を応援し、仲間から応援されるというような雰囲気にもっていくのか」、「自分のコンテンツが完成して、実践するまでのスピードをどう高めるのか」といったノウハウ。こういった状態をつくるのはコンテンツだけが優れていても実現しないのだと五十嵐さんは語ります。

「例えば受験予備校などを考えると、他の講師と全く同じテキストを使用しているのに、伝え方であったり、メンバー同士の相互作用の活用であったり、そうした面で成果は大きく変わると思います。これはコンテンツではなく運営面の話の違いによって引き起こされることなのです。」

逆に、運営面のノウハウがないと思わぬ事態を招くこともあるといいます。例えば、相互支援はやりたくないという発言が出たり、受講者同士で喧嘩してしまったりということです。

受講者みんなで感動して、盛り上がっていくというのは、コンテンツだけ磨いていても解決しないことであり、そういった運営面のノウハウを蓄積していることが強みであると五十嵐さんは話します。

卒業した後も関係性が継続される

志師塾では卒業後のコミュニティについても特徴があり、その内容を伺いました。

「コミュニティはただの集合体ではなくて、そこに共通の価値観や共通の言語みたいなものがないと、残念ながら崩壊していくものだと思います。それを卒業生向けにコンテンツとして提供して、こういう考えや行動で振舞わないと先生業はいけないのだという指針を示しています。」

また、卒業生同士の集まりも活発であるといいます。勉強会のようなグループが卒業生の間で結成されており、20個くらいのグループが存在するそうです。「士業限定から、広く先生業に拡大して、色々な業種の方がいる状態を構築したのが良かったのかもしれません。」と五十嵐さんは話します。

さらに、運営ノウハウなどのソフト面に加えて、ハード面でも独自性があります。冒頭で紹介した知恵の場オフィスについて、日頃から多くの卒業生が働く場として活用しており、自然に仕事の紹介が生まれているといいます。

「卒業した後、実際に会う場所がないと、どうしても時間の経過とともに関係性って劣化していくじゃないですか。会っているからつながり続ける。そういう側面もあるのかなと、知恵の場オフィスをつくってから特に思うようになりました。」

2014年に知恵の場オフィスをつくって以来、2014年の前後で卒業生同士のつながり方が大きく変わったと五十嵐さんは振り返ります。

五十嵐和也

日本の働き方を変える

これまでの内容から、コンテンツそのものはもちろんのこと、運営面、卒業後のコミュニティなど、業界のトップランナーとして突き進む志師塾の強みが感じられることでしょう。最後に、塾長である五十嵐さんに今後のビジョンについて語ってもらいました。

「厚生労働省のレポートで、日本の働き方改革の最終地点が示されています。具体的には、2035年で正社員という概念がなくなり、代わりに専門性をもった個人が連携しあいながら仕事をしていくというものです。まさに志師塾の卒業生のありかたそのものです。そういう意味で、我々は日本の最先端ではないかと考えています。こういうものが今後日本の標準になっていくのではないかと。そのロールモデルとして取り上げられる形を目指したいと考えています。」

ただし、それに向けては課題も存在します。日本のロールモデルになろうとしたときに、自分一人で教えているのでは、スピード感が足りないと五十嵐さんは分析します。

「もっと加速させるために、パートナー講師が必要です。パートナー講師たちが教えてくれて、場づくりも始まっている。僕がやっていたことをパートナー講師の方々に再現してもらい、さらにブラッシュアップを図る。そういう仕組みをつくることが、これからの自分の仕事だと思います。」

日本の働き方を変える。そのためには講師と受講者の方々を増やしていくことがポイントだと五十嵐さんは考えます。具体的には、2023年にコミュニティを2,000人に。

「2,000人いれば影響を出していけると考えています。あと2年半で倍以上にしていくことになるので、スピードを上げていかないといけません。簡単ではないと思います。でも、背伸びしていきますよ。人間の体も会社も、背伸びしないと成長しないですからね。」

笑顔で語る五十嵐さんの挑戦は続きます。

文:北田 健太(中小企業診断士)/編集:志師塾「先生ビジネス百科」編集部

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