専門じゃなくても大丈夫!SEO対策のポイント

Last Updated on 更新日2018.7.3 by

SEO対策をはじめよう

インターネットが生活の一部になった現在、企業にとってもWebマーケティングは重要な役割を担っています。中でも大事と言われているのが、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)対策です。

Webコンサルティングを専門にしていない先生方でも、クライアントが中小企業などの場合、総合的なコンサルティングとしてWebマーケティングのアドバイスを求められることもあると思います。今まで「Webマーケティングはやってない」とか「IT系に強くないから」といった理由でWebに関するコンサルティングを敬遠していた先生方も、今後はWebに関する知識をストックしておくと良いのではないでしょうか。

Webマーケティングの知識に自信がなくても、これから紹介するWebサイトのツールを使って、クライアントへSEO対策のアドバイスを行えるようになりましょう。

 SEO対策、その前に

SEO対策のアドバイスの前に1点注意が必要です。SEO対策は中長期的に考えることもクライアントに理解してもらうことが重要です。

SEO対策で検索結果が上位になれば、今まで出会っていない新規顧客や売上に直結する潜在顧客との接点が増加します。ですが、サイト訪問者数の増加=売上向上というわけではありません。クライアントにもSEO対策と並行して良いコンテンツを増やしてもらい、長期的に支持してくれるファンをつくる取り組みをしてもらうことも忘れないでください。

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SEO対策 3つのポイント

SEO対策には様々な手法が存在しています。対策方法を紹介するWeb記事や書籍も数多くありますが、その大半はWebサイトのオーナー向けのものになっています。これからアドバイスするために情報収集を行う先生方の場合、対象のWebサイトのオーナー権限がないことも多く、書籍やWeb記事の内容通りのことがすべて出来るとは限りません。

そこで、今回はオーナー権限がなくても出来るSEO対策のポイントを3つご紹介します。

  1. モバイルユーザーに対応しているか
  2. 重複ページになってないか
  3. キーワードをどう選ぶか

では、それぞれについて見て行きましょう。

 モバイルユーザーに対応しているか

数年前までは、ネット閲覧といえばPCを使って行うのが主流でした。現在では、スマホやタブレットの普及に伴いモバイル機器による閲覧の方が多くなってきています。Googleでも2018年3月27日からモバイルファーストインデックスという判断基準を取り入れるとアナウンスがありました。これは、『モバイルユーザー向けの対応が出来ているサイトを検索の上位にランキングしていく』というGoogleの意思表示です。

Googleではモバイル対応のチェックをするために「モバイルフレンドリーテスト」というサイトを公開しています。このサイトで検査したいページのURLを入力すると、そのページがモバイル対応しているページになっているか検査ができます。

また、モバイル対応しているサイトの場合、PCのブラウザを使ってブラウザの横幅を狭めていき、一定サイズ以下になると自動的にモバイル用のページ表示に切り替わります(下図:左側はPCでの通常表示、右側はPC上で横幅を狭めてモバイル表示したもの)。横のスクロールバーが出たり、ページの表示が崩れてしまったりしたら、モバイル未対応ページということになります。

クライアントのWebサイトがモバイル未対応なら、モバイル対応をアドバイスしましょう。

 

 重複ページになってないか

Webサイトの中には、複数のページで同じ商品を紹介してしまっているサイトも見かけます。また、ページの記事を増やそうと他社のWebサイトのコピーや無断転用を行った事件も2016年に発生しています。いずれのケースも利用者にとってはどのページがオリジナルかわからなくなりますし、後者の場合は法的問題に発展する場合も出てきます。

これらの問題を回避するため、SEOでは重複ページはペナルティにして利用者を迷わせないようにしているのです。

Webページ内容の重複を調査するなら「sujiko.jp」というサイトがおすすめです。このサイトに検査したい2つのページのURLを入れると、ページの類似率を調べてくれます。類似率が高い場合は、ページのまとめや、内容の見直しをアドバイスすると良いでしょう。

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 キーワードをどう選ぶか

SEO対策でもっとも重要なものの一つがキーワード対策でしょう。以前のように悪質なキーワード対策ではなく、利用者にとって有効になるキーワードがあることがSEO対策上重要になっています。どんなキーワードが良いのかは、通常のマーケティングと同様に「どんな人に」対して「どういう時に」検索してもらいたいのかを分析する必要があります。キーワードはクライアントと一緒に検討することが多いと思いますが、その時に役立つサイトが「Keyword Tool」です。このサイトにキーワードを入力すると、そのキーワードと一緒に検索される第二キーワードを一覧表示してくれます。この中から、クライアントに合うキーワードを一緒に選定してあげると良いでしょう。

この時、人気のありそうなキーワードに集中するのではなく、いくつかの候補に分散する方が検索にヒットしやすくなります。10万件ヒットするキーワードのペア1組より、1万件ヒットするキーワードのペア10組の方が、いろいろな利用者がみる可能性がありますし、10万件のキーワードのペアはそれだけ競合他社にも人気があり、上位にランクインできないケースもあるからです。

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 まとめ

今回はSEO対策に使えるWebサイトとアドバイスのポイントを紹介させて頂きました。SEO対策は難しく思うかもしれませんが、利用者が使いやすいページを作ってクライアントの利益につなげるという意味では通常のコンサルティングと同様と言えます。

この記事をきっかけに、ご紹介したWebサイトを使ってSEO対策に役立てて頂けたらと思います。

文:黒田文彦(中小企業診断士)/編集:志師塾「先生ビジネス百科」編集部

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